30代。茶道ド初心者。

30歳を境に常々『余生をどう生きるか』を考え続けてきた結果、『「どう生きるか」とは、「どう死にたいか」を考えることだ』との答えに辿り着き、20代はじめごろに感銘を受けた「侘び寂び」という思想のことを思い出す。

しばらく侘び寂びについての本を読んでいたが、『これは千利休が残したものを体感しなければ、真の意味では解らない』と感じ、千利休に近づくために茶道教室の門を叩く。

ちなみに、茶道のさの字も触れたことがないどころか、「道」と付くものを通った経験もこれまでなく、「様式」や「形式」はむしろ避けてきた人間である。
日本の文化を尊重する一方で、自分がその中に入れば何かをしでかしかねないとも思っている。

筆者がどう変わっていくか、乞うご期待。